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⽔路等に⼊れる⽯の数:5個
みんなで二ホンウナギを増やしていくことはできないだろうか

「うなぎ⾷べ継ぐプロジェクト(略称:うなつぐ
プロジェクト
)」は、
2024年6⽉6⽇、新月の日
にスタートしました。ニホンウナギは5月か
ら10月にかけて、
マリアナ諸島近くの海
で新月の夜に産卵するようです。うなつ
ぐプロジェクト
が始まった⽇の夜も、

ウナギたちが卵を産んでいたかもし
れません。
マリアナで生まれ、長い
長い旅の末にまたマリアナに
帰ってきて産卵する。
この壮⼤
な命のバトンリレーが続くこ
とで、私たちヒトはその命
をいただくことができる。

まずそのことをみんなで想うということを「うなつぐプロジェクト」のスタート地点としました。
私たちヒトがウナギを含むたくさんの命とのつながりを取り戻していくための長い長い旅が始まります。

「ウナギやアユがゴヨゴヨといて、その中で子どもたちが楽しく遊んでいる風景」をいつか取り戻したい

2006年の初夏、今から18年前、私(牧)が32歳の時でした。
四万⼗川の河⼝近くの川漁師のおじいさん(当時90歳ぐらい)から聞いた⾔葉が頭に焼き付いて離れません。

戦争中は⽶が⾷べれなくてひもじい思いをした。
でもアユもウナギもゴヨゴヨとたくさんおったから、欲しいだけ捕って⾷べることができた。
カワウソの親⼦と⼈間の⼦どもたちが⼀緒に川で泳いでいた。
現在とは⽐べものにならないほど、かつての川は豊かだった。

私はおじいさんに⾔いました。

ボクはおじいさんがうらやましい。自分が子供の時にそんな川で遊んでみたかった。そんな素敵な風景を、この目で見てみたかった。

するとおじいさんはこう⾔いました。
⾃分はもう歳なので、再び⾒ることはないだろう。
でも、あんたはまだ若い。
死ぬまでに時間がある。
その⽬で⾒ることができるかもしれない。

私はこのおじいさんの⾔葉を聞いて勇気をもらいました。
⾃分の中から未来に向かうエネルギーが湧き上がってくるのを感じました。

確かに諦めるのはまだ早い。超長期で考えたら可能性はきっとある。

⾃分が⽣きているうちに⾒れないとしても、これから⽣まれてくるこどもたちは⾒れるかもしれない。
ウナギやアユがゴヨゴヨといて、その中で⼦どもたちが楽しく遊んでいる⾵景を。

四万⼗のおじいさんに出会ってから18年が経ちました。
もうこの世におられないかもしれませんが、そのおじいさんの⾔葉は、50歳のおじさんになった私の頭の中に今もあります。

このおじいさんと出会って3年後の2009年に、私はエーゼログループの前⾝となる(株)⻄粟倉・森の学校を設⽴しました。
⽊材の加⼯流通事業によって地域の森林・林業を元気にしていきたいと考えて⽴ち上げた事業ですが、

森から始めて、いつか川や海を豊かにしていくことへつなげていきたいと思い続けていました。

そして、2017年に養鰻事業に参⼊します。⽊材加⼯によって安定的に出るようになった端材を燃料に⽔槽を加温し、ウナギを養殖する事業を始めました。養鰻事業者になることが、直接鰻を増やすことにつながらないことは分かっていました。しかし、中に⾶び込んでその業界のことをよく理解しないと、ウナギを増やして⾏くための⼿がかかりはつかめないだろうとも思っていました。
中に⾶び込んでやってみる。これは未来を拓くために⾃分がずっと⼤事にしているスタンスです。

そして、

 2024年6月6日新月の日に、「うなつぐプロジェクト」を始めました。

中に⾶び込み仲間ができて試⾏錯誤を重ねる中で、機が熟しました。
「ウナギやアユがゴヨゴヨといて、その中で⼦どもたちが楽しく遊んでいる⾵景」を取り戻すために、
このプロジェクトを⽴ち上げます。

うなぎ⾷べ継ぐプロジェクト発起⼈牧⼤介(株式会社エーゼログループ代表)

⽥んぼに放流する前のシラスウナギ
⽥んぼ放流から2週間後の姿
成⻑して餌も⾷べている
餌になっているのは⾚⾍(ユスリカの幼⾍)だろうか

プロジェクトについて

「食べ継ぐ」 「食べる」+「継ぐ」

今、ニホンウナギは激減してしまっています。それは私たち日本人が、たくさんの鰻を食べすぎていて、そしてニホ ンウナギの生息環境を壊してきたからです。私たちが食べるウナギのほとんどは、シラスウナギを河口で採り養殖池に入れて育てたものです。シラスウナギの漁獲量は減少傾向にあり、価格は高騰を続けています。価格が高騰するほどたくさん獲ろうとしてしまい、さらにシラスウナギが減っていくという悪循環に入っています。 シラスウナギが減少しているから、うなぎを食べないということではなく、うなぎを食べながら守る方法がないか、 うなぎを“食べ物”としても、“日本の文化”としても将来につなげていくための方法はないか。こうした思いから「うなぎ食べ継ぐプロジェクト(うなつぐプロジェクト)を発足させるに至りました。

参加方法

以下の3つの方法により、
生産者だけでも、研究者だけでもなく、みんなで野生のニホンウナギを増やしていきます。

  • うなつぐ会員になる(メンバーになる)

    うなつぐサポート会員(年会費1口3000円)になっていただき、当プロジェクトをサポートいただきます。
    会費収入は主にウナギを増やして行くための研究と普及啓発活動(年次報告書の作成・発行を含む)に使います。
    会員になっていただいた方には会員証と年次報告書を送付させていただきます。

    うなつぐ会員のお申し込みはコチラ

    ふるさと納税の寄付を通じてのお申し込みはコチラ

    うなつぐ会員の図
  • うなつぐ加盟店で鰻料理を購入する(サポーターになる)

    当プロジェクト加盟店にて対象商品・メニューをご購入いただくと、その10%の金額が野生のニホンウナギを増やすための活動(シラスウナギの買取と放流や生息環境整備など)に使われます。ただ鰻を食べて消費するのではなく、食べると同時にウナギを増やす費用も負担していただくことで「食べ継ぐ」を実現していきます。

    ※6月6日より対象商品・メニューの予約受付を開始し、提供開始は7月6日からとなります。

    サポーターの図
  • ウェブを閲覧して一石を投じる(ビジターになる)

    当プロジェクトのウェブサイトを見ていただいたり、コンテンツをシェアしていただくことで、ニホンウナギのことを知っていただく人を増やして行きます。当プロジェクトのウェブサイトのビジター数(月間UU)100人あたり、人の頭ぐらいの石を1つ水路等に入れていきいます。石を入れることはウナギの生息環境を整備する上でとても大きな効果があります。

    ※6月分のビジター数(UU)よりカウントし、7月より石入れを開始します。

    ビジターの図

検討委員

中央大学法学部教授
海部 健三
(かいふ・けんぞう)氏

1973年東京生まれ。八王子東高校、一橋大学社会学部を卒業後、社会人生活を経て東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程を修了。現在は中央大学法学部教授として科学論や環境学など一般教養科目を担当。河川や沿岸域におけるウナギの生態研究のほか、ウナギを適切に管理する仕組みづくりに関する研究活動を行う。IUCN種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループのメンバーとしてレッドリスト評価を担当。主な著書に「結局、ウナギは食べていいのか問題」(岩波書店)、「日本のウナギ 生態・保全・文化と図鑑」(山と渓谷社 2024年7月出版予定)など。 中央大学法学部 海部研究室ページ

八重洲鰻はし本(1947年創業)店主
橋本 正平
(はしもと・しょうへい)氏

1979年東京生まれ。DJやバックパッカーを経て24歳で家業に入る。2016年に4代目就任し、鹿児島県「泰正養鰻」など各地の養鰻場と取引を始め、2018年にエーゼログループの「森のうなぎ」の取り扱いが始まる。

あつたや
熱田 安武
(あつた・やすたけ)氏

幼少期から、蜂獲りに狩猟、ウナギ漁、山芋掘りといった野遊びに夢中になったまま現在に至る。習性や生態、捕獲技能にのめり込んだ末、いかに次世代に残すかという父の原点に回帰している。現在は岡山県和気町の里山を拠点に、家族五人での暮らしをたてている。

株式会社ボーダレス・ジャパン
代表取締役社長
田口 一成
(たぐち・かずなり)氏

1980年生まれ、福岡県出身。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現 ミスミグループ本社)を経て、25歳でボーダレス・ジャパンを創業。
社会課題を解決するソーシャルビジネスのパイオニアとして、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」、EY「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン」に選出。2020年、カンブリア宮殿に出演。
TEDx『人生の価値は何を得るかではなく、何を残すかにある』の再生回数は100万回を超える。著書『9割の社会問題はビジネスで解決できる』はベストセラーに。

株式会社エーゼログループ
代表取締役CEO
牧 大介
(まき・だいすけ)氏

1974年京都府宇治市生まれ。京都大学大学院農学研究科卒業後、民間のシンクタンクを経て2005年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の設立に参画。森林・林業、山村に関わる新規事業の企画・プロデュースなどを各地で手掛けてきた。2009年に株式会社西粟倉・森の学校を設立し代表取締役、2015年10月にエーゼロ株式会社を設立し代表取締役に就任。2023年4月には森の学校とエーゼロを合併させ株式会社エーゼログループを発足し、代表取締役CEOに就任。うなぎ食べ継ぐプロジェクト(うなつぐプロジェクト)の発起人。

うなつぐリポート

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